栄養素のページに戻る 素材の豆知識トップページに戻る 食材のページに戻る


[ 微量元素2 ]
コバルト [特徴]
ビタミンB12を構成する成分で、赤い色をしています。

コバルトの作用は、ほとんどビタミンB12によるものだけで、悪性貧血を防いだり、神経の働きを正常に保ったりしています。

厳格に菜食主義を守っている人は、コバルトが不足し易い為、ビタミンB12が作られ難くなる為、摂取に注意しなくてはいけません。


[効能・効果]
造血に働きます。(悪性貧血を防ぎます)
神経の機能を正常に保ちます。

[欠乏症]
悪性貧血など。(ビタミンB12不足による。)

[過剰症]
知られていません。

[POINT]
ビタミンB12を含む食品が主な供給源となっている為、レバー、肉類、魚介類、乳製品など、動物性の食品にしか含まれていません。
(※一部の例外として、納豆やもやしに含まれています。)


ビタミンB群の中で、ビタミンB12だけは腸内細菌で合成されません。これは、特殊な微生物によってしか合成されないからです。

ビタミンB12の構成成分にはなりませんが、葉菜類にはコバルトが豊富に含まれています。